タバトー(白)2007年04月30日 23時38分33秒

リアルワインガイド(以下RWG)の本当に美味しい白ワイン特集に載っていたワインを開栓してみた。

・キュヴェ・ジュヌヴィエーヴ 2002 (タバトー/南仏・ランドック地方)

RWGから、、、88-89点 飲み頃:今~2013年
南仏ランドックとは思えないキレのシャープな酸と、塩っぽいミネラルがとてもいい。芳香性はそう高くないが、桃、トロピカルフルーツ、バター、そして特徴的なイースト香のバランスの取れたきれいな香り。

購入者レビューではこの芳香は好きじゃないという人もいたが、全然OK!
グラスに注ぐと、貴腐ワイン的な濃い色。味も濃厚な感じがした。確かにミネラル的な塩っぽさは感じるかも。

個人的な白の好みはやっぱり、濃厚さよりも辛口でスッと行くタイプかなぁ。
日本酒の辛口ににてるかなぁ。
白でこりやぁ本当に旨いっ!って感動したことないので、感動できる白に巡り会いたいなぁ

評価:★★★☆(3.5)

第2回ワイン会(3)2007年04月29日 21時45分14秒

次は、400円コンビニワインと、そこそこのワインのブラインドテイスティング。

1970年のボルドーを飲んでしまったあとでは、コンビニワインは香りは全く立ち上ってこない。味はものすごく人工的な作られた味がした。
やはり、本当のワインとの味は歴然。
全員がコンビニワインを当てた。

おそらく、某サイ○リアで出すワインなんてこんなもんなんだろうなー?
だから悪酔いするんだよな~
マグナムで1500円ってあり得ん値段だし。。。


さて、次に出された、ピノノワールが熟成するとこんな味になるという典型のワイン。
・J ピノ・ノアール[1998](赤/カルフォルニア)

今まで、ピノノワールという品種はあまり飲んだことがなかった。飲まず嫌いだったのかもしれない。
どうしてもフルボディのカベルネソーヴィニオン系に手が出てしまっていた。
このワインは、そう言った固定観念を根底から覆してくれた。

いやぁ、さっきの1970年ボルドーに匹敵するうまさ。香り。
9年という歳月でこの味になるのか。。。
恐るべし、ピノ!バントで出塁できる足の速さ。。。ではなくて。(それはファミスタ)
これから、もっともっとピノをもっと飲もうと思った。

今回も、ワインに合う食事を用意して頂いた。
・アルザス地方の郷土料理「タルトフランベ」
・若鶏のビール煮
・グラタン2種
・豚のジンジャー風味
・チーズ盛り合わせ(ブルー、ウォッシュ、カマンベールなど)
・スパゲッティ
・シーザーサラダ
・アサリのガーリック炒め

最後に自然派ワインについての質問をしたところ、
「じゃぁ実際に飲んでみてください」と当初のリストに無かったものまで飲ませて頂いた。
自然派特有の臭いがするものの、自然派ワインも自分の口に合うことがよく分かった。

あぁ、第3回が早くも楽しみだ!
次回はボジョレー解禁あたりの11月の予定。
私は皆にお勧めしたい、イタリア・ヴェネト州の「アマローネ」をリクエストしようかなぁ。

第2回ワイン会(2)2007年04月29日 21時29分22秒

本当に楽しみにしていた1970年のボルドー。

・シャトー デュクリュ・ボーカイユ [1970]

ボルドーの2級シャトーである。1970年という年は偉大なビンテージの1つ。
リコルクしていないので、コルクがもろくなっていて、ソムリエの方がかなり難儀してようやく開栓。
ソムリエのテイスティング後の「状態は完璧です」の言葉にますます期待が高まる。

グラスに注がれたワインは、ボルドーとは思えないほど透き通っていて。
香りは、さすが36年もの間に熟成されたすばらしい香りが!
一口、口に含む。
いやぁ、すごいの一言。
皆、無言になってこのワインの味を楽しんでいる。

ワインは熟成されると、結晶化して澱として沈殿する。そのため、色はどんどん薄くなり、代わりに香りがどんどん増していく。舌触りもなめらかになり、液体としては水に近づいて行くイメージ。

本当にすごいワインは、人を黙らせるし、合わせる料理なんていらない。
いやいや、こんなワインは日常では絶対に出会えないし、もうこの味には出会えないだろうし。
ワインって本当に「一期一会」だなぁと、改めて感じざるを得なかった。

ソムリエさんのお話では、
これだけの古いワインは、ちゃんとした出所と信頼できるインポーターや酒屋でないとそうそう買えないという事。
こんなに状態のいいのは、出荷されてから1度ぐらいしか動かしていないだろうという理由のようだ。

今回のこのワインを用意して頂いたソムリエさん、お店の方に本当に感謝したい。

第2回ワイン会(1)2007年04月29日 07時25分43秒

昨日クラス会主催のワイン会に行って来た。

会場となるお店。
vin et cuisine A.k.
http://www.tsukui.info/ak.html

前回は18本を空けたというものすごいワイン会だったが、今回も13本を空けた。

今回のワインリスト。
(1)ジョゼ・ミッシェル カルト・ブランシュNV(シャンパーニュ) 
(2)プロセッコ プロデュットーリ・ヴァルドヴィアデーヌ(イタリア・スプマンテ)

(3)シャトー デュクリュ・ボーカイユ [1970](赤/サンジュリアン)※今回の目玉!
(4)フィリッピ ソアーヴェ・ヴィーニャ・デラ・ブラ [2003](白/イタリア ヴェネト州)
(5)フィリッピ ソアーヴェ・ヴィーニャ・デラ・ブラ [2004](白/イタリア ヴェネト州)
(6)J ピノ・ノアール[1998](赤/カルフォルニア)
(7)シャトー ヌフ・デュ・パープ レゼルブ・アウグスト・ファビエール[2004](赤/ドメーヌ ・サン・ブリフェール)
(8) ボンドーノ キャンティ・クラシッコ・レゼルバ[2001](赤/イタリア)
(9)キュベ・アクシウス[2001](赤/ローヌ)
(10)シャトー・コス・デストゥネル[1999](赤/サンテステフ)
(11)シャトー・ル・ゲイ[1990](赤/ポムロル)
(12)自然派ワイン1本
(13)400円のコンビニワイン1本

今回のテーマは・・・
・1970年のボルドーを飲む!
・コンビニワインと、そこそこのワインをブラインドテイスティングして当てられるか?
・様々なブドウ品種のワインを味わう。自分の好みの品種とは?
・同じ銘柄の異なったヴィンテージを比較。

つづく。。。

パッソ・ドーブレ2007年04月09日 21時28分56秒

イタリアの有名ワイナリー、マァジ社がアルゼンチンで同じ製法に取り組みリリースした銘柄。

・Passo Doble 2004 / MASI (アルゼンチン)

アマローネ的な風味を期待したが、アマローネでは無かった。
普通のフルボディの赤。
しかし、このお値段で味わえる味ではない。濃密でスパイシー!
コストパフォーマンス的に秀逸な出来。
この手書き風なラベルもおもしろい。

★★★★(4.0)

ワインの魅力とは?2007年04月04日 23時57分40秒

なんか、最近ワインテイスティングブログと化している当ブログ。

ワインにこうもまでハマる魅力とは?を考えてみた。

・ワインは世界中で造られている。ヨーロッパ、アメリカ、南米、アフリカ、そして中東、アジア。(気候やブドウが育つのに適した土壌さえあれば、どこでもワインは造れる)
・最近は、企業資本が有名シャトーを支え、新しい設備も導入して品質向上が著しい。(ステンレスタンク発酵などもその1つ)
・新世界(南米、オセアニア、南ア)のワインも注目を集めた。事実、安旨ワインが多い。
・使用されるブドウの種類も千差万別。単一品種から造られる場合もあれば、数種をブレンドしたものもある。
・作り手の手腕も問われる。いい作り手を発掘するのも楽しみ。雑誌に紹介された途端、高騰するケースも。
・そして、その年々の気候に左右される出来不出来。いわゆるヴィンテージ。
当然、当たり年と言われた年のワインは高騰する。(ボルドーで言えば、'90、'96、'98、'00、'03、'05)
・しかし、ヴィンテージが偉大であればあるほど飲み頃は遅くなり熟成期間も長くなる。(ボルドー2000年1流シャトーの飲み頃予想は2008~2035年と言われている)
・ラベルも鑑賞できる。1流シャトーの歴史と重厚さ、デイリーワインの斬新なデザイン。
・「高額=美味しい」とは言えない。1流シャトーでも失敗作なヴィンテージもある。しかしネームバリューで高額にはなってしまう。
・グラスに注いだ後、時間の経過と共に変化する味わい。(偉大なヴィンテージはなかなか開かないが、開いた途端そのすばらしさが!デイリーワインでもそこそこ味の変化は楽しめる)
・経年変化でボトルの中で味も熟成して変化していく。そのため、経過した環境でボトル個々にでも味が変わる。

こういった事が渾然一体となると、もう訳がわからん。。。
しかし、少しわかり始めるとタマラナイのである。コレクター心もくすぐるし、
安旨ワインとの出会いも最高だし。
リピート買いしようと思っても売り切れてることが多いし。
ワインとの出会いって「一期一会」の感も少しするな。

まぁ、とりあずは難しいことを抜きにして、安くて美味しいワインをもっと発見したい、確かめたい!

ペトリュスに酷似?2007年04月03日 21時19分39秒

あの10万以上という「ペトリュス」に酷似という売り文句のワインを飲んでみた。

・Ch.GIGAULT Cuve Viva 2004

グラスに注ぐ。綺麗なルビー色。
う~む、香りも最高!
メルロ100%というだけあって、飲み口もなめらか。。。
時間の経過と共にさらに、なめらか~に。
これが、2千円台だなんて。。。

しかし、ペトリュスに似ているかなんてことがわかるのは、飲んだことがある人間のいう台詞。そんなことはわかるのはごくわずかだよなぁ。

★★★★☆(4.5)

パーカー氏が箱買い!?2007年04月01日 23時49分04秒

あの、ロバート・パーカー氏に「箱買いすべきだ」とまで言わしめたワインを飲んでみた。

・エストラテゴ・レアル / ドミニオ・デ・エグーレン (スペイン)

千円台とは思えないいい香り。味も時間の経過と共にまろやかに。
納得の味。CPは抜群だな。

てなことで、高評価。
★★★★(4.0)

1998年のボルドー右岸2007年03月29日 22時05分27秒

1998年はボルドー好きには堪らないヴィンテージ。

因みに、1998年の世相。
・郵便番号の7桁化(対応に追われたなぁ…)
・長野オリンピック
・金融ビッグバン
・サッカーW杯 フランス大会(日本は全敗…)
・和歌山カレー事件
・iMac発売(買いましたなぁ)
・三冠馬ナリタブライアン安楽死(ショックだったなぁ)
・宇多田ヒカル、Kiroro、浜崎あゆみ、モーニング娘。などがメジャーデビュー
・横浜ベイスターズ38年振り優勝
・メジャーリーグでマグワイアが年間70HR
などなど。
9年前ともなるとちょっと懐かしい。

その'98年のボルドーはそろそろ飲み頃を迎え始めた。
サンテミリオン地区を狙ってみたい。
・シャトー・カノン・ラ・ガフリエール
・シャトー・アンジェリュス
・シャトー・パヴィ
・シャトー・トロロン・モンド
・シャトー・モンブスケ
・シャトー・フィジャック

しかし、A級の
・シャトー・オーゾンヌ (有名シャトーの中ではもっとも希少なワイン)
・シャトー・シュバルブラン
は10万以上もする・・・でもどうにかして飲みたいな。
大穴でも当てますか!はぁ。

オーゾンヌだけに「大損ぬ」、、、なんて事になりませんように。

お後がよろしいようで。。。

CPなグルナシュワイン2007年03月15日 23時48分46秒

某雑誌でグルナッシュ種の安旨ワインを紹介していた。
グルナッシュ種というのはあまり飲んだこともないし、と思い1本購入。

・La Passion Grenache 2005

香りは千円ちょっとというお値段では考えられない、いい香り。
味はグルナッシュ特有の味が若干するものの、コストパフォーマンス的には最高のお味。
ラベルもお茶目で女性にも好まれそうだ。

評価:★★★☆(3.5)