水のようなワイン2008年05月11日 16時09分24秒

ケランヌ
某誌で紹介されていた安旨熟成ワイン。

コート・デュ・ローヌ・ヴィラージュ ケランヌ [1995] (仏/ローヌ)

13年という熟成度を期待しつつ抜栓。
グラスに注ぐとエッジはややオレンジがかった熟成色。
そしてすごく熟成感溢れる香りが!これは期待できる!

一口。水みたいに飲みやすい。
しかし後から樽香やタンニンがやってくる。多少なりとも余韻というものがある。
やはり飲み頃も終盤を迎えつつあるのだろうか、アタックやパンチに欠ける。
こういう味が好きな人なら1980円でこの熟成感を楽しめるのなら満足だろう。
しかし、ちょっと物足りなさが・・・
葡萄品種によるものだろうか???グルナッシュとかシラー系だから?

いかんせん2000円以下でこの味わいなら満足か。

★★★☆(3.5)

マルゴーの安旨ワイン2008年04月27日 23時41分37秒

レ・オー・デュ・テルトル
ボルドーのマルゴー地区。
有名なのは言うまでもなく「シャトーマルゴー」。
いままで飲んだワインで一番美味かったのも「シャトーマルゴー(しかも並の出来の99年)」なのだが、そう易々と飲める代物でもない。

「マルゴーらしさ」を少しでも安く飲める方法とは・・・
同じマルゴー地区の安いワインを探すこと!

2級でも3級でも、5級でもいいからマルゴー地区のシャトーを飲んでみる。これに限る。
そこで某誌に紹介されていた「シャトー デュ・テルトル(5級)」のセカンドラベルを飲んでみた。

・レ・オー・デュ・テルトル 2003年 ボルドー/マルゴー

2000円台という安さにもかかわらず、なかなかいける。
コストパフォーマンス、デイリーワインに最適。

しかし、シャトーマルゴーの隣の畑とかのワインって何なんだろう?
DRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)の隣の畑とかの話は結構聞くのに。。。

コスパ最高ということで、★★★★

日本のシャルドネ!2008年02月24日 23時59分50秒

新鶴シャルドネ
日本のワインも捨てたもんじゃない、というのを以前書きましたが。
その代表格のシャトーメルシャン。

・新鶴シャルドネ 2004(シャトーメルシャン/福島・新鶴)

ブラインドテイスティングしたら日本とは分からんだろうなぁ。
美味しいし、この価格帯(2千弱)でこの味ならお買い得。

このワインは、つい先日にANA国際線ファーストクラス用に採用されたとか!う~ん、納得。

しかし、福島でもワイン産地があるんだなぁ。
日本は九州から北海道までワインに向いている土地が各地に点在しているし。
もっと日本のいろんなワインを飲まないと・・・
とくに、日本独自品種を。ヤマソーヴィニオンとか甲州とかべりーAとかね。

★★★★

ボルドーのロゼ2008年02月24日 23時46分32秒

シェバリエのロゼ!
なんか飲んだワインがたまってきてしまい、時間が経ってしまってますが。。。
まずは、ボルドーのロゼ。

・ロゼ ド シュバリエ 2005 (フランス/グラーヴ)

あの、2005年のロゼである!
しかも、ドメーヌ・ド・シャバリエのロゼ。
生産過程の副産物的な要素もあるが、ちゃんとした作り手なので期待大。

ロゼは甘口という固定概念を打ち破る辛口ロゼ。
しかも重い。アフターが長い。酸もちゃんとある。
うーむ。

ロゼはいろんな料理に合わせやすいし、今後もっとロゼを飲んで勉強しなくては!
と感じさせる1本だった。

モンブスケ、パヴィのロゼは是非飲んでみたい。

★★★★

ブドウと農薬2008年02月03日 17時19分29秒

中国製冷凍餃子に端を発し、また中国野菜の残留農薬が話題となってきた。
今朝報道番組内で中国でのブドウ栽培の場面が出てきた。
ブドウの房にたっぷりと色々な農薬がブレンドされた液を散布して、房から農薬がしたたっていた。
農家の話によると「ワイン用だから大丈夫」とのこと。
ホンマかいな?日本報道のやらせか?とも思える様な映像だった。

ワイン用だから農薬をたっぷり使っても大丈夫とも受け取れる言い方。

本場フランスではもはや昔ながらの農薬をつかっての栽培は時代遅れ。
ビオディナミの波が押し寄せており、その醸造認可をとる醸造所が増えてきている。
ビオディナミとは自然農法、有機栽培など、醸造上に必要な添加物(亜硫酸)を除き、農薬などを全く使用しないブドウで造る方法のこと。
そういった経路で造られたワインを総称してビオワインいう。
最近では亜硫酸も添加せず完全な無添加ビオワインを送り出す作り手も多い。(さらに温度や保存にデリケートなワインになるが)

中国の農薬したたるブドウから造られるワインとはどんなものなのだろうか?
絶対に飲みたくはない。

中国やインドをはじめとしたワイン新興国の富裕層は、もっぱらフランスなどの有名シャトーやドメーヌの高級ワインをこぞって買い漁っているらしいけど・・・

日本がバブル絶頂の時の様に。

ボルドーのロゼ2008年02月02日 23時07分20秒

ラ・ロゼ・ド・モンブスケ
毎年花見の前の季節、2月とか3月号になるとワイン雑誌はこぞってロゼ特集を組む。
某誌の今年の2月号もそうだった。
ロゼ・・・日本人はあまり好んで飲まない様だが、その肩の張らないシチュエーションで飲めるし、料理にも合わせやすいことから、フランスやアメリカで需要が拡大しているのだとか。

日本では、お花見の季節に桜を眺めながらのロゼ。暑い季節には花火を観ながらキンキンに冷えた辛口のロゼ。
なんとも最高ではないか!

ロゼをいろいと調べていくと、あのボルドーの有名シャトーでもロゼをつくっていた。

・ロゼ・ド・パヴィ(シャトー・パヴィ)
・ラ・ロゼ・ド・モンブスケ(シャトー・モンブスケ)
・ロゼ・ド・カロン(シャトー・カロンセギュール)

ロゼは早飲みタイプが多いので、もう2006年ヴィンテージも飲める。
そして安い!有名シャトーものでも千円台で買える!
かの2005年ビックヴィンテージをいち早くロゼで味わえる!

そして肉魚野菜何にでも合わせられる守備範囲の広さ。

う~ん、ロゼブームってきてもおかしく無いんだけど。
あらら、有名シャトーものは完売多いなぁ。
是非ともセラーリストにに加えたい。

キンタ・ド・カルモ2008年01月31日 23時27分56秒

QUINTA DO CARMO 1999
キンタ・ド・カルモ。なんか笑えるこの名前のワインは某辰巳琢郎ワイン番組で取り上げられていたポルトガルのワイン。

しかもかの有名なロスチャイルド家に見いだされ、評価もうなぎのぼりだとか。
番組では2001年ヴィンテージだったが、もはやどこにも売っていない(泣)
そこでもっと熟成されているであろう1999年を。

・QUINTA DO CARMO [1999] Domaines Barons de Rothschild

ブドウ品種は、アラゴネス、トリンカディラ、アリカンテ・ブシェ、シラー、カベルネ・ソーヴィニヨンがブレンドされている。

番組でも抜栓して3時間経過した状態でサーブしていた。
そんなに開くのに時間がかかるのか・・・さすがラフィットの兄弟分。

香りはなかなかすばらしい。
一口、一瞬ボルドーっぽい味と風味。しかしどこかしらスペインっぽいイベリアっぽい味?
何かが違う。でも旨い。
日を追うごとに開いてきて美味しくなるに違いない。

★★★★

2005年のボルドー2008年01月15日 22時31分44秒

2005年は近年稀にみるビックビンテージの年になりそうだ。
天候に恵まれた事もあり、どこのシャトーも軒並み高評価。

1級シャトーともなると、限りなく100点に近い出来。
しかしまだリリース前とも言うのに販売予価は10万を優に超える・・・orz
どうにかその超良年のワインを飲んでみたいな~なんて今から思ってみても、ビックビンテージの宿命とも言うべき熟成の長さ。
飲み頃は2017年~2060年というから先の長い話。
2060年って今から52年後…オレ何歳だよ…トホホ。

ここまでのビックヴィンテージの原因は、温暖化の影響もあるのでは?
という憶測もあるけど、06年、07年はそこまで及ばなそう。
投機的にみても、2005年ヴィンテージの評価が落ちる要素はまだ無い。
値段はさらにつり上がるだろうから、早めに入手しておきたくもある。。。


比較的早くから楽しめそうな1級シャトーのセカンドラベルで楽しむの手かな・・・
と思いきや、数万円もするのね・・・が~ん。

プティ・ムートンとか、シャペルドーゾンヌとか、パヴィオン・マルゴーとか
なんでもいいから2005年のボルドーを飲みた~い。

新年抱負2008年01月03日 15時25分53秒

明けましておめでとうございます。

まずは今年の抱負など。
・ボルドー1級シャトー完全制覇(残すは、ラフィットとオーブリオンのみ)
・オープンソース系の技術力!
・行ってみたいと思ってまだ行ってないお店に食べに行く!
・痩せる!

まずは今年の1本目、何を空けるかなぁ。
国産メルローにしようかな。


ネットで目にした贅沢な氷菓。
「シャトー・ディケムをたらしたかき氷」
貴腐ワインの最高峰をシロップ代わりに・・・
笑た。
でも1度食べてみたい・・・
だって、ただ飲むよりも美味そうだもん。

ご褒美ワイン(1)2007年12月24日 13時35分42秒

ドメーヌ ロベール・アルヌー ヴォーヌ・ロマネ・レ・スショ
今年最後の祝日に自分へのご褒美ワインとして何をあけるか?
セラーとにらめっっこ。

今年最後を飾るワインはもう1本とっておいて、
よし!これ!
ブルゴーニュの有名な作り手、「ロベール・アルヌー」から。

・Domaine Robert Arnoux VOSNE-ROMANEE 1er Cru-Les Suchots 1997

抜栓すると、流石10年もの熟成された香りが!
口に含むと酸がちょっと強いような口当たり?
でもさすがはロマネ村の1級畑。深みのある味わい。長いアフターは格別だ。
そして時間と共に酸がまろやかになっている。
明日になればもっと素晴らしい味わいになっているに違いない!

★★★★☆