Habuの独り言

今年もＦ１シーズンが幕を開けた。開幕戦オーストラリアＧＰ。
赤い皇帝Ｍシューマッハが引退し、若手同士によるフレッシュな顔ぶれのチャンピオン争いが楽しみ。
さらに有力チームのラインナップが一新された珍しい年でもある。
マクラーレン：アロンソ、ハミルトン
フェラーリ：ライコネン、マッサ
ルノー：フィジケラ、コバライネン
マクラーレンはドライバー２人を一気に交代という、1966年にチーム発足以来初めての大胆な手を打ってきた。
マクラーレン、ロン・デニスの秘蔵っ子、ルイス・ハミルトン（黒人初のレギュラードライバーでもある）や、あのフラビオ・ブリアトーレが長年温めてきたヘイキ・コバライネンという２人の有力ルーキーの登場。
中嶋悟の息子、中嶋一貴がテストドライバーとしてウィリアムズを初ドライブ。
元チャンプのネルソン・ピケの息子、ネルソン・ピケJrもルノーのテストドライバーに抜擢。
スーパーアグリ２年目はどうなのか？と話題に事欠かない。
しかし、中嶋やピケの息子の時代なんだな～時の流れを感じるなぁ・・・

やはり、予選からサプライズが目白押しだった。
スーパーアグリの躍進とホンダの低迷。ハミルトンは早くもポール争いに加わった。ライコネンのフェラーリは想像通りの速さを見せた。
今年のＢＭＷは速い！マリオ・タイセンの「３強に加わった」発言も納得。

昨年はスパイカーと最下位争いをしていたスーパーアグリがＱ１を突破、佐藤琢磨はＱ２も突破し、Ｑ３の１０台に残り、予選結果は堂々の１０位！
本家のホンダが17位と14位に沈んでいるのとは対照的だった。

そして本日の決勝。
ルイス・ハミルトンは新人離れしたドライビングで一時トップを走った。こんな事はジャック・ヴィルヌーヴ以来なのでは？

結果は、ライコネン（フェラーリ）がポールトゥーウィン。アロンソ、ハミルトンのマクラーレン勢が２－３位と続いた。

琢磨は12位完走。昨年からは想像できない中盤での争いに参加できてるし、自力でのポイント獲得の可能性も見えてきた。
因縁のスパイカーを周回遅れにした映像は何か快感だったな～

スーパーアグリはものすごい躍進だが、出る杭は打たれるのが最近のＦ１。
「昨年のホンダシャシーのコピーではないか？」という事から端を発した、コンコルド協定違反疑惑で他の下位チームからクレームもでる可能性もある。今後の動向に注目。