アルザスのピノ(1)2007年12月09日 23時15分39秒

シルヴィー・スピールマン
以前アルザスワインを紹介したが、今回はアルザスのピノ・ノワール。
同じフランスでもブルゴーニュ地方とは異なり、アルザスのピノは安価だ。
そして古くからあるドメーヌ(作り手)も多い。

今回はその中で・・・

・シルヴィー・スピールマン ピノ・ノワール 2003

酸が強いかな~と思いきや、時間と共にまろやかな口当たりになっていく。
やっぱりピノはうまいな。

★★★★

そろそろ年末年始に飲むワインを考えなくては。
ピノかボルドーか悩むところだなぁ。

シャトー・ルミエール2007年11月22日 23時09分03秒

シャトー・ルミエール
今日は日本のワインを。

・シャトー ルミエール 1995 (山梨/甲府)

カベルネソーヴィニオン、カベルネフラン、メルローを中心にブレンドされた国産ワイン。
1960年代に国際コンクールで受賞された名門ワイン。
当時はまだまだ日本では本当のワインを知らない時代。そんな状況下でよくぞまぁ、受賞できるワインを作ったもんだと感心してしまう。
当時の日本はワインは酸っぱくて飲めたもんじゃない、加糖された赤玉ポートワインが好まれていた時代だ。

開栓、グラスに注ぐ。
12年の眠りから覚めたワインは、心地よい香りを放ってきた。
色はやや濃いめのルビー色。
口に含むと、12年というほどよい熟成感とみずみずしさが同居している感じ。
そしてしっかりとしたタンニンが。うまい。
これが日本で醸造されたワインだなんて。
ブラインドテイスティングしたらボルドーワインといってしまうだろう。

少し時間が経つと開いてきてさらにまろやかに。
ビロードのような口当たりとはまさにこのこと。

今まで飲んだ日本のワインで1、2を争うほど。
★★★★★満点ですな。


次に飲んでみたい日本のワインは、長野県桔梗ヶ原のメルロー。
日本で最も評価の高いワイン産地でもある。

アルザスも旨い!2007年11月11日 17時37分48秒

ヒューゲル
アルザス地方。
フランでもドイツ国境に近いこの地域のワインはドイツワインの影響を多く受けている。
ボトルの形状ももとより、そのやや甘めな白ワインも。

もっとも、ドイツ・フランス間で過去に何度も領土問題になった地域だし、その理由もよくわかる。

今回は、アルザスワインで楽天ラウンジ内の某イベントで提供されたワインを飲んでみた。

・トカイ ピノ・グリ ジュビリー(ヒューゲル) 1998年

グラスに注ぐと、白ワインと言えど、9年という年月を経て黄金色に輝く色。
飲んでみると口当たりはまろやかで、コク辛口というわりには甘い。
和食、洋食、何にでも合いそうだ。

刺身なんてのも良いかもしれない。

しかし、9年熟成、この味で3,000円台なのだから、
アルザスワイン恐るべし。
次はアルザスのピノ・ノワールを飲んでみたい。

マルゴーとオーゾンヌ2007年09月08日 21時34分57秒

Margaux & Ausone
先日、臨時収入があった。
そこで、夢のボルドー1級を・・・ということで。

先日飲んだマルゴーの味が忘れられず。
いまだ未経験のオーゾンヌの希少な味。

よし、この2本で行こう!

そこで、肝心なのがヴィンテージ。
ビックヴィンテージでは優に10万を超えてしまう。
そんなにいい年でなくても、この2つのシャトーはどんな年でもしっかりとした出来を保っている。
だから、飲み頃であまり高騰していないヴィンテージを!

90年代前半は、すでに飲み頃になっている。
90年、96年、98年が比較的ビックヴィンテージとされている。
その谷間の年の、、、
・Ch.Margaux 1994
・Ch.Ausone 1992
をチョイス。

さて、これをいつ飲んだらいいのかな・・・
一人で飲むにはもったいないので、何かの記念日、イベントに合わせるべきだと思うのだが。

1992年と1994年、イベント性は十分にある年だなぁ。
さぁて。

LongFresh 稼働開始2007年09月02日 22時07分35秒

LongFresh ST-AF140G
ついに我が家のワインセラー稼働開始!

今までは6本入りというほんの小さなワインセラーを使っていたのだが、先日事件が・・・
ワインセラーの下が水で濡れている。水たまりが出来るほどに。
なぜ?
ワインセラーを開けてみると。。。ワイン達がみな汗をかいてる!げっ!
なんでだろう?
扉を閉めようとすると、わずかな隙間ができて完全に閉まらない!
良く見ると、扉のゴム部分が浮いていて、ゴム部分を一度押し込まないと扉が完全に閉まらないようになっていたのだ。
扉を開け閉めしているうちにゴムの接着が弱くなっていったのか?

そこでもっとちゃんとしたワインセラーが欲しくなったのだ。

家庭用でそんなに本格的でなくでも安心して長期保存がきくのは何がいいんだろう?

そこで、外食業界でもトップシェアを誇るフォルスターのロングフレッシュ。
確かにこのロゴは見覚えがある。
その家庭用ということで24本ぐらいのキャパがあれば十分かなぁ~と。
で、「ST-AF140G」を選択。一部扉がUVガラス張りで中の状態が見えて安心!

先週に届いていたのだが、正式な設置場所へ移動、電源を入れて稼働開始となりました~


http://www.forster.jp/index.html

日本のワインも捨てたもんじゃない2007年08月15日 16時33分32秒

キュベイケガワ2005
今日は終戦記念日。
私にとって、毎年、自分の国に思いをはせる日でもある。
最近の若者は今日が何の日だが全く分からない輩もいるようだが・・・。
それはさておき。

こういう記念日に何かを開けたいと思い、セラーからチョイス。

・マスカットベリーA キュベイケガワ2005 (シャトー酒折/山梨)

葡萄栽培の達人、池川仁氏が「美味しいワインは美味しい葡萄から」という考えに共鳴して彼の葡萄栽培方法を取り入れた葡萄から特別醸造されたワイン。
彼の「バランサー」という考えに共感した。
その年々によって気候は様々。毎年同じように栽培してしまっては完璧な葡萄はできない。収穫の時期をずらしり、わざと収穫直前まで実を多めにつけたり・・・。

日本独自の「マスカットベリーA」と言う品種はあまり飲んだことはないが。。。あまり良い印象がない。

グラスに注ぐと、薄いルビー色。しかし、香りは・・・濃厚!スゴイ!
いいピノのような香りがする。
一口含む。ほぉ~!
なるほど!こういう味なのかぁ。果実味溢れる味の中に酸味が効いている。
カシス、ヴァニラのような味も見え隠れする。

まぁ確かに美味しいピノと比較してしまうと、劣る面もあるが、
国産ブドウの国産ワイン。この味を2000円台で買えてしまうのだから日本ワインも捨てたもんじゃない。
「キュベイケガワ」は樽数も少ないのでレアものには違いないが・・・

今後もこのような取り組みをしていくという「シャトー酒折」に注目していきたい。

O'hyoi's BAR (2)2007年08月10日 14時38分35秒

Ch.Mouton Rothschild 1975
最初はハウスワインボトル(\3500)から。おひょいさん自らがデザインしたというワイングラスでいただく。
いやぁ~ここはハウスワインでも十分に旨いっす!

次はエチケットをあまり確認しなかったので・・・
・ブルゴーニュワイン ピノ・ノワール
・マァシ アマローネ 2003 (私が注文したけど、まだまだ若いな)

突然、何故かムートンの75年を注文する流れに・・・
・Ch.Mouton Rothschild 1975 [Bordeaux/Pauillac]
言わずとしれたボルドー1級シャトーである。
エレガントさは、かのマルゴーと双璧をなすと言われる。毎年ラベルを有名画家が飾ることで有名。1975は誰だったかな?
ますは一口。30年たったと思えない香りとエレガントさ。結構パンチがある。
しかしアフターが続かない。これがピークを越えてしまったということか。。。
でも旨い。さすが。


・Domaine de Chevalier 1970 [Bordeaux/Graves]
次また頼んだワインがこれまた。37年ものシェバリエである。
ボルドー老舗の有名作り手、年数を感じさせない力強さは感じられる。
まだまだ若い!?
でもやっぱり余韻は短め。これがヘタってきていることなのかも・・・。
http://www.domainedechevalier.com/

またまた高額ワイン連発の会となってしまったなり。。。

O'hyoi's BAR (1)2007年08月10日 14時20分53秒

Ohyoi's BAR
またまた、不定期ワイン会である。

今回は西麻布のもつ鍋屋「イマドキ」で1次会。芸能人も来るというVIP個室に通された。白いソファーがゴージャスな雰囲気!
ここの「赤」「白」「金」の鍋は絶品!特に豚骨風の白味噌&ニンニク味の「白」は絶品だった。何杯でもいけそう。シメに各鍋にあった麺(赤:冷麺風、白:チャンポン風麺、金:うどん)を注文。これまた旨かった。

2次会は、"おひょいさん"こと藤村俊二さんがオーナーのワインバー。
http://www.ohyoi.co.jp/ohyois/index.html

店内に入ると、重厚なオーク材、煉瓦、漆喰。すばらしい雰囲気。奥には壁一面ガラス張りのワインセラー室が!すご~い!
なんでも、イギリスで一度組んで確認した木材を運んでこちらで組み直したものとか。こだわりを感じます。

これは期待が高まる!
しかし、またまた高額ワイン連発になるとは誰が予想しよう・・・

ワイン会@東京湾2007年07月22日 01時16分16秒

今日は不定期同窓会ワイン会。
しかも、主催した友人のお姉様の知人のご厚意により、格安でクルーザーをチャーターして東京湾クルーズをしながらという豪華企画!
船酔いと酒酔いで変にならないか不安だった。。。

元客室乗務員だったソムリエールさんも一緒に乗船。期待も高まる。
乾杯シャンパーニュ用のアミューズも結構本格的。

で、本日のワインリスト。

[Champagne]
・BOLLANGER Grande Annee 1997(仏・シャンパーニュ)

[Blanc]
・Meursault Comte Armand 2003(仏・ブルゴーニュ/ムルソー)

[Rouge]
・Costieres de Nimes 2001[Domaine des Perrieres] (仏・ランドック地方)
・Monthelie 2002 [Domaine des Parent ] (仏・ブルゴーニュ/モンテリ)
・Chateau les Ormes de Paz 1990 (仏・ボルドー/サンテステフ)
・Chateau du Puy 2000(仏・ボルドー/ポイヤック)

船上と言うこともありいつもよりはおとなし目な量かな・・・

個人的には「Chateau les Ormes de Paz 1990」が好き。
熟成されたカベルネソーヴィニオンのすばらしい香り、味。
いいヴィンテージのボルドーは5級シャトーと言えども侮り難し。

探して買いたくなった。

ノイドルフ最高!2007年06月25日 21時01分50秒

先日買ったニュージーランドのピノの1本を開けた。
某誌で高評価だったことに期待しつつ・・・

・ノイドルフ ピノ・ノワール ネルソン 2004(ニュージーランド・ネルソン/ノイドルフ・ヴィンヤーズ)

グラスに注ぐと、ちょっと熟成したかすかに茶色味がかったルビー色。
これは美味いピノは皆そんな色をしていたので期待できる!
香りも申し分なし!一口含む。
これはいける!これがニュージーランドのピノ味なのか?
ブルゴーニュに全く引けをとらない味。
果実味あふれるすばらしい味。また。ピノ特有の酸味も良いアクセントになっている。

あーこれはリピーターになる味だ!

因みに、「ノイドルフ」とはドイツ語で「新しい村」を意味するらしい。生産者はドイツ出身?

★★★★★(5.0)